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英語世間話、これ英語でどう言うの?

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「被災地支援に行く」 英語では

2016年05月07日

 

 今年のゴールデンウイークには、熊本地震被災地に多くの人たちが出向いたことをテレビニュースが伝えていた。 「被災地」をいう英語はいくつもある。「災害を被った場所」という日本語感覚とは少し違った言い方をするものがある。その一つが affected area だ。「影響を受けた地域」と表現する。ハリケーンや洪水、竜巻などに見舞われた「被災地」を言うのにアメリカのメディア報道や役所の文書などで、よく見かける。

 

これはarea affected by disaster (災害により影響を受けた地域)を簡略化したものだ。 もうひとつ afflicted area(苦しんでいる地域)という言い方もある。これも英語的発想の言葉だ。

 

「被災地支援」は、これらを使って support for affected areas とか relief to affected area と表現されている。「被災地支援をする」なら support areas affected by disasterとなる。アメリカのジャーナリストも官庁の人たちもよく使っている。

 

で、「熊本の被災地支援に行く」は、

 

 

I’ll join the efforts to help the affected areas in Kumamto recover from quake damages.

 

 

少し長ったらしいが、「熊本の被災地が復興するのを助ける取り組みに加わる」という言い方が英語的だ。「災害の影響を受けた」場所の支援はすでに行われているので、自分もそれに加わるという発想でもある。

 

「被災地支援に行く」は、「被災地」という言葉を使わずにも表現できる。「行く」にあたるgoを使い、「復興の取り組みに加わるために熊本に行く」とする。

 

 

I’ll go to Kumamoto to join the recovery efforts.

 

 

これは簡潔で、使いやすい。また、「震災復興の手助けをするために熊本に行く」という言い方もできる。

 

 

I travel to Kumamoto to assist with earthquake recovery efforts.

 

 

earthquake recoveryが「震災復興」で、earthquake recovery effortsは「震災復興の取り組み」だ。

 

「震災支援の取り組み」をいうquake relief effortsを用いても次のように簡単に言える。

 

 

I go to Kumamoto to join the quake relief efforts.

 

 

「被災地」という言葉にこだわらない方が英語としては、スッキリと簡潔に表現できるようだ。

 

 

 

(引野剛司・甲南女子大学教授 5/7/2016)

 

  ここで紹介した表現は、米国での複数の実用例に基づいています。その他の実用例や関連表現は実用・現代用語和英辞典(本体)www.waeijisho.net)をご覧ください。

 

 

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