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英語世間話、これ英語でどう言うの?

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「金曜までにご連絡をさしあげます」英語で

2017年05月06日

 

 

 「連絡をする」というときには、通常はcontactが英語社会では日常的、頻繁に使われていることは意外と知られていない。

 

 「金曜日の夕方までにご連絡をさしあげます」なら

 

 

 

  I’ll contact you by Friday evening.

 

 

 

 という。 

 

友人や親などに「金曜までに連絡をします」と言う時も同じだ。ビジネスでは

「ご連絡をさしあげます」という丁寧な言い方を日本語ではするが、英語では言葉遣いを変えることはない。この言い方で相手に失礼になることもない。

 

このcontactは、「コンタクトを取る」など日本語化しているがゆえに、その語義が正しく理解されていないように思える。

 

「コンタクトを取ってみます」とか「コンタクトを図ります」「コンタクトが取れない」などと「むずかしい状況のなかで、努力をして誰かに連絡をする」というようなニュアンスが日本語の「コンタクト」には含まれている。英語の動詞のcontactは、このようなニュアンスはない。 “I’ll contact you.”がわれわれには大仰に聞こえるかもしれないのは、こういう誤解のせいだろう。

 

ロングマン英語辞典(Longman Dictionary of Contemporary English)contactの定義をみればcontactには特別なニュアンスはないことがわる。次のように書かれている。

 

 

 

 To write to or telephone someone.

 誰かに手紙を書くか電話をする。

 

 

 

 単純に「手紙や電話で連絡をする」ことがcontactなのだ。だから、「金曜日に、連絡します」なら

 

 

 

 I’ll contact you by telephone Friday.

 

 

 

と言えばよい。

 

ビジネスレターの最後などに「ご質問などがございましたら、私までご連絡下さい」もcontactが使われる。

 

 

 

 Please contact me if you have questions.

 

 

 

これらは、ビジネス文書の決まり文句と言えるぐらい広く使われている。

 

 最後にcontactで日本人がよくやる間違いだとネイティブからしばしば指摘されているのが、 contactのあとの前置詞のwithだ。 Please contact with meならば「私に触れてください」という意味になるので注意。これも受験英語でcontact withとひとまとめで覚えた人が多いためだろう。

 

 

 

(引野剛司・甲南女子大学教授 5/6/2017)

 

 

  ここで紹介した表現は、米国での複数の実用例に基づいています。その他の実用例や関連表現は実用・現代用語和英辞典(本体)www.waeijisho.net)をご覧ください。

 

 

 


 

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