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英語世間話、これ英語でどう言うの?

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「ひょっとしたらそれ何かの間違いかも」 英語で

2018年02月15日

 誤った情報が伝えられた時、「それなんかの間違いでは」と少し言葉を和らげてたいていは言います。よほどの確信がないかぎり、「それ、間違っています」とストレートに表現はしません。間違いではなかった場合のことを考えての言い方ともいえます。

 

 英語でも同じです。「それ、間違っています」と直球で行くなら、It’s a mistakeですが、断定的にいうのを避けて、言い回しを柔らかくして表現することが好まれます。

 

 控えめ表現をするためのツールがいくつかあります。

 

 まず一つ目がkind ofということばです。意味は「一種の」ですが、これは控えめ表現ツールというよりは、曖昧化ツールと言いったほうがいいかもしれません。コンテキストによって、たとえばI’m kind of hungry.なら「ちょっとお腹がすいています」と訳すこともできますし、He was kind of nice.なら「彼、まあいい感じ」です。

 

 なので、It is kind of mistakeとすれば、「それ、ある種の間違いです」となります。ややぎこちない日本語ですが。さらにkindの前にsome(いくつかの)をもってきて、使われることがよくあります。

 

 

 

     It is some kind of mistake.

 

 

となります。「それはなんかしらのミスです」あたりでしょう。

 

控えめ表現の3番目のツールはmightです。「ひょっとしたら…かもしれない」といというニュアンスをだしたいときの言葉です。「かもしれない」のmayと同じ、推量とか可能性のことばですが、mayよりも可能性が低いと思う時に使われます。で、これを付けたすと、

 

 

 

      It might be some kind of mistake.

 

 

 

となります。最後のツールは、think  (思う)とかguess (推測する) です。これらをかぶせて、I thinkとか、 I guessで始めます。

 

 

 

        I think it might be some kind of mistake.

 

      I guess it might be some kind of mistake.

 

 

 

これらが「ひょっとしたらそれ何かの間違いかも」にあたる英語です。4重のオブラートをかぶせたまわりくどい言い方ですが、ネイティブスピーカーたちの日常語です。

 

(引野剛司・甲南女子大学教授 2/15/2018)

 

 

 

  ここで紹介した表現は、おもに米国での複数の実用例に基づいています。その他の実用例や関連表現は実用・現代用語和英辞典(本体)(www.waeijisho.net)をご覧ください。

 

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