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「朝からムシムシしています」英語で

2016年06月22日

 

 

 

   まだ朝の7時過ぎなのに気温26.8度。湿度75.5%。街角中継のテレビのお天気キャスターが「朝からムシムシしています」。

 

 「朝から、蒸しますね」とか「朝からムシムシ していますね」は気温も湿度も高く、不快な日のあいさつ言葉でもある。われわれは、お天気のことはあいさつに欠かせない。

 

ムシムシ」に当たる英語は hot and humid muggy. 非常に蒸し暑い時に使う sultry がおもなところで、これらが使える。

 

それで、「朝からムシムシしています」をそのまま、日本語どおりに英語にするとIt’s hot and humid from morning.となる。意味は通じるだろうが、ナチュラルな英語ではない。

 

ネイティブの人たちの言い方は、ほんの少し違う。天気をいうときの主語Itで始めるのは同じだが「(朝)から」のfromは使わずにこういう。

 

    It’s a hot and humid morning.

 

 「暑く、湿度の高い朝です」という言い方だ。 It’s a chilly morning. (寒い朝です) や It’s a nice morning. (いい朝ですね) と同じ発想の表現法だ。いってみれば、英語ネイティブには型にはまった言い方だ。

 

 Hot and humidの代わりにmuggyを使ってもよい。「東京は朝から蒸し蒸ししています」なら

 

 

 

  It’s a muggy morning here in Tokyo.

  

 

 

「蒸し暑い」と言わずに「蒸し蒸し」と「蒸し」を重ねて、われわれは不快感を込めている。このあたりのニュアンスを伝える言い方は英語にも当然ある。

 

ネイティブ・スピーカーたちはこういうときには「感嘆文」で表現する。 中学校でwhathowを使っての「驚きや喜怒哀楽などをストレートに表現する」方法と習ったやつだ。感嘆文は、控えめを好む日本人オーバーに聞こえてしまい、使いずらいが、ネイティブにとっては、われわれが抱くような違和感はまったくない。それで、こう言う。

 

 

 

    What a hot and humid morning!

 

 

 

 中学校教科書風に訳すと「なんと暑く、湿度の高い朝なのでしょう」。これで、「朝から蒸し暑くて、いやだね」という気持ちを伝える。猛烈に蒸し暑い朝ならば

 

 

   What a sultry morning!

 

 と言う。これらが「朝から、とてもムシムシしていますね」の英語発想ということになる。

 

 

 

 

 

 

(引野剛司・甲南女子大学教授 6/22/2016

 

 

  ここで紹介した表現は、米国での複数の実用例に基づいています。その他の実用例や関連表現は実用・現代用語和英辞典(本体)www.waeijisho.net)をご覧ください。

 

 

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