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「春の嵐は過ぎ去った」英語で

2017年04月18日

 

 

 「春の嵐」は日本語発想そのままでspring stormです。 「夏の嵐」だとsummer storm, 秋ならfall storm, 冬ならwinter stormが、アメリカの気象庁にあたるNational Weather Serviceのウェブサイトで使われています。

 

 日本語で「嵐が過ぎ去った」と表現するようなシチュエーションでは、英語は 「嵐は終わった(storm is over)」という言い方をよくします。「春の嵐は過ぎ去った」なら

 

 

    Spring storm is over.

       The spring storm is over.

 

 

と表現します。

 

日本語感覚から「過ぎ去る」で思い浮かぶのはおそらくpasspass throughでしょう。そこから、 Spring storm passed throughが思い浮かび、「西日本では春の嵐が過ぎ去った」は

 

 

   The spring storm has passed through western Japan.

 

 

という表現がでてきます。

 

これでも言わんとすることは伝わるのですが、overを使って表現したものとは微妙なニュアンスの違いがあります。

 

このpass throughは「通りすぎる」「通り抜ける」でたとえば、 The train passed through the tunnel.(列車はトンネルを通り抜けた)などと使います。

 

ですから、The spring storm has passed through western Japan.なら「春の嵐は西日本を通過した」「春の嵐が西日本を通りすぎた」で、気象報告的な感じになります。

 

日本語の「嵐が過ぎ去った」という言葉の裏には、「安堵感」というか、「ほっとした」という気持ちがあるように思います。で、「終わって」「済んで」「過ぎて」(ランダムハウス英語辞典)という意味があるoverを使って、Spring storm is overとすれば、このニュアンスが出ます。ジョン・レノンのHappy Christmasで歌われたWar is over. (戦争は終わった)を思い浮かべればわかるはずです。

 

 というわけで、「西日本では、春の嵐は過ぎ去った」は

 

 

 The spring storm is over  here in western Japan.

 

 

 

となります。

 

              (引野剛司・甲南女子大学教授 4/18/2017)

 

 

  ここで紹介した表現は、米国での複数の実用例に基づいています。その他の実用例や関連表現は実用・現代用語和英辞典(本体)www.waeijisho.net)をご覧ください。

 

 

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