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英語で一言

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「雹(ひょう)が激しく降っている」 英語で

2017年07月20日

 

 

空から落ちて来る氷の粒「雹(ひよう)」は、hailで、動詞の「雹が降る」もhailです。「雹が降っている」は、天候を表現するときの主語Itを使って

 

 

 

 It is hailing.

 

 

 

が、ごくごく普通の言い方で、「雨が降っている」のIt is raining.「雪が降っている」のIt is snowing.と同じ表現の仕方です。これはアメリカの気象庁であるNational Weather Serviceの文書でもよく見かけます。

 

 先日、 関東地方で、局地的に雷を伴う強い降雨があり、東京・池袋など一部地域では雹が激しく降った、というニュースをテレビで見ました。その場に居合わせて、「雹が激しく降っている」と「激しく」を入れてSNSなど発信したい場合は、

 

 

 

   It is hailing so hard.

 

 

 

です。これは、もっともスタンダートな言い方で、「猛烈に」とか「すごい勢いで」というニュアンスをもっとだしたければ、

 

 

   It is hailing like mad.

 

 

とも言えます。日常会話でのくだけた言い方となります。Like madは「狂ったように」ですが、「猛烈な勢いで」というときも使われています。

 

 「大粒の雹が、今降っている」と雹の大きさについても言いたい場合は、「大粒の雹」を主語にせざるを得ないので、Itを主語にして動詞のhailで表現するのは困難です。「大粒の雹」はlarge hailで、動詞は雨が「降る」と同じfallが使えます。

 

 

 

  Large hail is falling now.

 

 

 

「大粒の雹」と漠然というのではなく、ゴルフボールぐらいの大きさなどと、イメージが具体的に伝わるようにするなら

 

 

 

     Large hail up to the size of a golf ball is falling now.

    最大でゴルフボールぐらいの大きさの雹が今、降っています。

 

 

あるいは

 

 

   Golf-ball size hail is falling now.

 

 

 

あたりです。

 

「降る」をいうfallはスタンダードな動詞なので、すこし表現を豊かにしたpeltとかbombardなどもアメリカの新聞やテレビなどで見かけます。peltは「石などを投げつける」や「風・雪が強く打ちつける」(ランダムハウス英語辞典)だし、bombardは「爆撃する」です。

 

これらを使って「昨日、東京・池袋で、数分間にわたりゴルフボールほどの雹が降りそそいだ」を言うなら、「雹の粒」をいうhailstoneを使って

 

 

 

   Golf-ball size hailstones pelted Tokyo’s Ikebukuro area for a few minutes yesterday.

 

   Hailstones up to the size of golf ball bombard Tokyo’s Ikebukuro area for a few minutes yesterday.

 

 

 

などです。

 

近年は大気が不安定になり、ゲリラ豪雨や激しい雷雨、雹などが降り注ぐことが増ええきているように感じます。十数年前までには、「雹が降る」のはまれな自然現象だったような気がしています。このためでしょうか、その英語表現を中学や高校では教わらなかった人も多いのでは。

 

 

(引野剛司・甲南女子大学教授 7/20/2017)

 

 

  ここで紹介した表現は、米国での複数の実用例に基づいています。その他の実用例や関連表現は実用・現代用語和英辞典(本体)www.waeijisho.net)をご覧ください。

 

 

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