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英語で一言

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「上司はどなたですか 」 英語で

2017年07月21日

 

 

「上司はどなたですか」。こんなセリフを面と向かって発するサラリーマンは、まずいないだろう。なんとなく相手に対して失礼な気がするからである。

 

どうしても対面している相手の上司を知る必要があるのなら、たとえば「おたくの部長さんはどなたでしたっけ」とか、「課長は鈴木さんでしたか」などとやるとか、あとで電話をかけて、受話器をとった人に○○課の課長さんはどなたでしたか、などとやるのが常套手段である。

 

アメリカのビジネスパーソンも、面と向かってWho is your boss?なんてぶっきらぼうな聞き方はしない。もちろん、状況によりこの言葉が使われることはある。

 

たとえば、店頭、ホテルのフロントあるいは航空会社のカウンターなどで、職員の応対にいたく腹が立った場合がそうだ。担当者ではとても話にならないなどといったときに、いささか声荒く.. Who is YOUR boss? I want to talk to him/her. などとやることもある。

 

 一般的なシチュエーションで、相手の上司を知りたいときには、

 

 

 

  Who do you report to?

 

 

 

が好んで使われる。直訳すれば「あなたは誰に報告しますか」である。

 

仕事の経過、結果を報告する人とは上司であるから、 これは「上司は誰ですか」と婉曲的にたずねる表現になる。

 

で、 こう聞かれたほうは、そのままオウム返しに

 

 

 

  I report to Mr. Smith.

とか

  I report directly to the president.

 

 

 

というように答え、“My boss is……"という言い方はめったにしない。

 

ここのI report directly to the president.は、聞かれた本人が社長秘書であったり、社長室 (the office of the president)のスタッフであった場合の答えである。「私は社長直属の部署にいます」が適当な日本語訳であろう。

 

 

 

(引野剛司・甲南女子大学教授 7/21/2017)

 

  

 

(本稿は拙著『おふぃーす英会話の決まり文句 こんな時どういうの』[ダイヤモンド社 1986年刊]の「上司はどなたですか」の項を簡略化・加筆し、更新したものです)

 

 

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