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英語で一言

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「自然体で」英語では

2018年04月10日

 

  ホームグランドでの投手としてデビュー戦で7回1安打無失点と好投したエンゼルス・大谷翔平選手は、試合後のインタビューで

 

  「自然体で入れたかなと思います」(サンケイスポーツ・ネット版 2018年4月9日)

 

  と語っています。「自然体」とは柔道や剣道で、力まず、身構えず、自然な状態で立っていることをいう言葉と辞書には定義され、大事なことに当たるときの要諦とされています。大谷選手も試合前から「自然体で行こう」と考えていたのかもしれません。

 

   英語にも同じような状況で、同じような心の状態をいう言葉があります。

 

 

 

     be oneself

 

 

 

  です。訳せば「自分自身であれ」です。Oxford Learner’s Dictionaryには次のように定義されています。

 

 

 

   to be in a normal state of body and mind, not influenced by other people

   身体や心の正常な状態にあること、他の人の影響を受けないこと

 

 

 

  なので、日本人なら「自然体」と言うようなところで、英語を話す人たちはbe myselfとかbe yourselfを使って表現します。

 

  たとえば、「自然体でね」と人にアドバイスするときは

 

 

   You should just try to be yourself.

 

 

  がよく使われます。これに対する、返答として、

 

  「私はいつも自然体でいくように努めてきたし、今後もそうしていくつもりだ」などと答えたります。

 

 

 

   I've always tried to be myself, and I'm going to continue to do that.

 

 

 

  実は、これは、The New York Timesの2009年 8月22日付けの"Warm Welcome In Washington For a No. 1 Pick,"という記事にあった表現です。

 

  他人が「彼は自然体ではなかった、最初からそうだった」などと、後日談で評価することもあります。

 

 

   He was not himself, and it showed from the beginning.

 

 

 

  で、これもNew York Timesにあったもので、2008年6月13日付けのSLARRY DORMAN記者による"Surprising Leaders, Usual Contenders," という見出しの記事からとったものです。

 

  というわけで、英語の世界でも「自然体で」にあたる「自分自身であれ」は日常語としてよく使われています。

 

  で、大谷選手の「自然体で入れたかなと思います」を英語にすると、

 

 

 

   I think I was able to be myself while pitching.

 

  とか、

 

   I was able to be myself while playing.

 

 

  あたりでしょう。

 

 

(引野剛司 甲南女子大学名誉教授 4/10/2018)

 

ここで紹介している表現は、おもに米国での複数の実用例に基づいています。その他の実用例や関連表現は実用・現代用語和英辞典(本体)(www.waeijisho.net)をご覧ください。

 

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