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英語で一言

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「暑く、じめじめした天気が続きそうです」英語で言うには

2018年06月02日

 

 

ほどなく梅雨の到来。湿気とともに、気温が高くなり、不快感が高まる時期となりました。

 

われわれは時候の挨拶を好み、英語でちょとしたメッセージを送るときでさえも、文頭・文末に「暑く、じめじめした天気が続きそうです」などと添えます。

 

「じめじめ」は日本語独特のオノマトペ(擬音語、擬態語)です。これにあたる英語のオノマトペはないので、その意味を解釈して英語にするしかありません。

 

「じめじめ」とは「湿気が多く不快なさま」(デジタル大辞泉)ですから、この状況をいう英語があります。dampです。Longman Dictionary of Contemporary Englishには次のように定義されています。

 

 

 

slightly wet, often in an unpleasant way

少し湿っており、しばしば不快感がある

 

 

ネガティブなニュアンスがdampにはありますので、「ジメジメ」にぴったりの語です。

 

実際のところ、「じめじめした天気」にあたるdamp weatherは、アメリカのみならず英語圏諸国の天気予報をはじめ、日常語として広く使われています。

 

「暑くて、じめじめした天気」を言うhot and damp weatherも、逆の「寒くて、じめじめした天気(chilly and damp weather)」もよく見聞きします。

 

で、「暑く、じめじめした天気が続きそうです」なら

 

 

 

Hot and damp weather is expected to continue in the coming days.

 

 

 

「7月中旬ぐらいまでは、暑く、じめじめした天気が続きます」なら

 

 

 

We will have hot and damp weather up to mid-July.

 

 

 

です。We haveはお天気には欠かせない表現方法で、カジュアルな会話でも公式な文書でも使われています。

 

We have a sunny day today. (今日は晴れです).

We are going to have nice weather this weekend. (今週末はいい天気となる)

I heard that we will have cold weather tomorrow. (明日は寒くなると聞きました)

 We have bad weather last year. (昨年はひどい天気だった)

 

といった具合です。

 

もう一つdamp weatherと同じぐらい頻繁に使われている言葉があります。humid weatherです。Humidは単純に空気の状態を言う言葉で、「湿気の多い」です。

どちらかというと、humid weatherの方がdamp weatherよりも多く使われている印象があります。「じめじめした天気」とは「湿っぽい天気」であるとするなら、humid weatherを使うのもいいと思います。

 

実例を一つ。ニューヨーク州のナイアガア地区の天気予報です。

 

 

Niagara residents can expect hot and humid days up ahead.

"Niagara to feel the heat this week," Niagara Falls Review 6/10/2016

ナイアガラの住民にはこの先は暑くじめじめした日々となりそうです。

 

 

 

この言い回しをそのまま使っても、「暑く、じめじめした天気が続きそうです」が表現ができます。

 

 

We can expect hot and humid days up ahead.

 

 

ここのup aheadとは「この先」で、days up aheadなら「今後の日々」です。ここに使われているcanは「~することもありうる」との可能性を示しています。

 

 

(引野剛司・甲南女子大学名誉教授 6/2/2018)

 

 

  ここで紹介した表現は、おもに米国での複数の実用例に基づいています。その他の実用例や関連表現は実用・現代用語和英辞典(本体)(www.waeijisho.net)をご覧ください。

 

 

 

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